【CS60】症例 3 腰痛 ぎっくり腰 70代 男性

腰痛 ぎっくり腰  70歳代 男性

症状

若いころから腰痛を持っていて、建築関係の仕事で重いものをよく持っていた。
今まで日常生活には支障がなかったが、一昨日から腰の痛みが酷くなり、昨日の時点で夜も寝れないほど痛く起き上がるのもやっとの状態だった。薬を飲んだり、シップを張っても効果がなかったので知り合いの紹介で当院に来院された。
安静でも痛いが、腰の前屈、後屈、回旋で痛みが悪化する。

その他の症状 首の痛み

CS60の施術

CS60で痛いところの部分を触っていくと仙腸関節周辺、中殿筋、腰方形筋に圧痛があり硬くなっている状態であった。ゆっくり、慎重に痛みをあまり出さないようにアプローチしていくと徐々に圧痛と硬さが取れてきた。そこからふくらはぎ、ハムストリングス、背中、首と施術をしていき背部全体を緩めていった。

その結果、腰の動作をさせてみると、前屈と後屈がやりやすくなった。

痛みは最初の痛みが10だとすると5くらいになった。

回旋ではまだ痛みが出るため、座った状態で腹斜筋にアプローチした。

回旋での痛みも減り、全体的に動作もスムーズになったところで1回目の施術を終了した。

2回目の施術は前回の施術の3日後に来てもらった。

その時には痛みがほとんどなく、動きが少しぎこちない程度だと言っている

前回と同様に背部から施術していくと前回あった仙腸関節周辺、中殿筋、腰方形筋の圧痛や硬さは消えていた。

そのため、背部の施術を終えた後に仰向けで鼠蹊部、お腹、首を中心にアプローチした。

その結果、動きがぎこちないのもなくなり、その他の症状の首の痛みも改善したためここで施術を終了した。

まとめ

整形外科の診断では特に異常が見当たらず、建築関係の仕事で重いものを日常的に持っている影響から仙腸関節などに負担がかかり、腰が痛くなったと推測される。
慢性腰痛の場合は身体全体が関係してくるので全身アプローチしなくてはいけない場合があるが、ぎっくり腰の場合は仙腸関節付近と腹部、腸腰筋が原因になっていることが多いため、そこの部位から施術をしていった。

仙腸関節付近の筋肉や靭帯などにアプローチしたら半分ほど痛みが和らいだのでそこを中心に施術をして、お腹、鼠蹊部もアプローチしていった。その結果、順調に痛みや動作が改善していったと思われる。