副腎疲労(Adrenal Fatigue)

副腎疲労(Adrenal Fatigue)について

副腎疲労(Adrenal Fatigue)という言葉はまだ日本ではあまり有名ではないかもしれませんがアメリカではドラマにもセリフで出てくるぐらいメジャーな言葉になります。

副腎疲労(Adrenal Fatigue)は、副腎が慢性的なストレスによって機能不全に陥り、ホルモンの分泌が正常に行われなくなる状態を指します。
副腎はストレスに対抗するためのホルモン(特にコルチゾール)を分泌する重要な器官です。

副腎疲労が疑われる症状として、以下があります。

1. 慢性的な疲労感

• どれだけ休んでも取れない疲労感。

• 朝起きるのが辛く、午後になると特に疲れを感じる。

2. 睡眠障害

• 夜の不眠、浅い眠り。

• 早朝に目が覚めてしまい、その後眠れない。

3. エネルギーの低下

• 全体的にエネルギーが低下し、日中の活動に支障をきたす。

• 急激なエネルギーダウンを感じることがある。

4. 感情の不安定さ

• イライラや不安感が増す。

• うつ症状や絶望感。

5. 集中力や記憶力の低下

• 物忘れが増える。

• 集中力が続かない。

6. 身体の痛みや不快感

• 関節や筋肉の痛み。

• 頭痛や緊張性頭痛。

7. 体重変動

• 特に腹部の脂肪が増える。

• 体重が増える、または減る。

8. 食欲の変化

• 甘いものや塩辛いものを強く欲する。

• 食欲不振や過食。

9. 免疫力の低下

• 風邪や感染症にかかりやすくなる。

• 回復が遅い。

10. 血糖値の不安定

• 空腹感が頻繁に感じられ、間食を欲する。

• 血糖値が不安定で低血糖症状が出ることがある。

11. 消化不良

• 消化不良や胃の不快感。

• 便秘や下痢。

12. ホルモンバランスの崩れ

• 月経不順やPMSの悪化。

• 性欲の低下。

13. 血圧の変動

• 血圧が低くなることが多い。

• 立ち上がるときにめまいを感じる。

これらの症状は副腎疲労特有のものではなく、他の健康問題とも重なるため、
症状が続く場合や悪化する場合は、器質的疾患がないか病院での検査をする必要があります。

病院での検査を受けて特に異常がない場合は、副腎疲労の可能性が高いです。

うつ病の症状と近いので、副腎疲労なのに精神科やメンタルクリニックに行って抗うつ剤などをもらって飲んでしまうと逆に悪化してしまう場合もあるので注意が必要です。